ブログにアフィリエイトのリンクを貼ってるけど、クリックされてるのかな？
どのページのリンクが反応良いのかも知りたい・・。
これってGoogleアナリティクスで確認できないの？
結論として、Googleアナリティクス（GA）でアフィリエイトリンクのクリックを計測することはできます。
ただ、デフォルト設定では計測されていません。
クリックを計測するための「タグ」をブログサイトに設置することで、可能です。
- Google Tag Manager（GTM）を使用したタグの設置方法
- タグが動作しているか確認する方法
- WEBマーケティングスクールで7ヶ月間学習
- 未経験からデジタルマーケターへ転身
- Google アナリティクス個人認定資格（GAIQ）取得
それでは、解説していきます。
アフィリエイトクリックを計測するには？
冒頭でも触れましたが、GAのデフォルト設定では、リンクのクリックは計測されません。
タグを作成し、ブログサイトに設置することで計測できるようになります。
「〇〇なときに計測してね」とGAに指示を出すためのコードのようなものです。
ブログサイトのユーザー行動を計測するために、GAと連携しましたよね。
プラグインを使用したり、HTMLに直接書き込んだり。
これも、「サイト内のすべてのページが読み込まれたら計測してね」とGAに指示を出すための作業です。
今回は、「アフィリエイトがクリックされたら計測してね」という指示を、個別でGAに出していきます。
困ってる人タグを設置しなければいけないことはわかったけど、
なんだか初心者には難しそう・・。
いんでぃGoogle Tag Manager（GTM）というツールを使用することで、
簡単に設定できますよ！
GTMの概要とブログサイトへの導入方法が知りたい方は、GTMの概要とブログサイトへの導入方法を解説【HTML編集不要】をどうぞ。
今回は、GTMのアカウント開設・GAとの連携は完了済みという前提で、タグの設置方法を解説していきます。
アフィリエイトクリックタグの設置方法
今回は、下記の手順でタグの設置方法を説明します。
① 変数の追加
② トリガーの設定
③ タグの設定
④ タグの公開
アフィリエイトクリックのタグを設定する時は、ASPごとにタグを発行することをおすすめします。
理由① リンクごとにタグを設置するのは大変。
理由② 規則性がないと条件を設定できないので、「アフィリエイト」でまとめるのも難しい。
→ASP単位であれば、ドメインでまとめることが可能。
理由③ GAで設定できる目標は、20個まで。
→リンクごとに設定していたら、20個では絶対足りない・・。
目標設定することも見込んで、管理しやすいのがASP単位です。
いんでぃASPごとに成果計測できるのもプラスですね！
本記事では、「もしもアフィリエイト」を例として設定していきます。
変数の追加
今回使用したい変数は、下記の３つです。
- Page URL
- Click URL
- Click text
自分のワークスペースに追加されているか確認してみましょう。
GTMホーム画面より、「変数」タブをクリックします。
自分のワークスペースに追加されている変数が、一覧で表示されます。
今回使用したい３つの変数が、左側の赤枠内に表示されていればOKです。
いんでぃあった人は、次のステップに進んでOK！
表示されてない場合は、右上の「設定」をクリックします。
このように、使用可能な変数が一覧で表示されます。
必要な変数のチェックボックスをクリックすると、一覧に追加されます。
追加されたのが確認できたら、左上の「×」をクリックして変数の項目は終了です。
トリガーの設定
ホーム画面に戻って、「新しいタグを追加」をクリックします。
赤枠の「トリガー」をクリックします。
「トリガーの選択」という画面が表示されます。
今回はアフィリエイト用のトリガーを新しく作成するので、右上の「＋」をクリック。
トリガーの設定画面が表示されます。
① トリガーの名前を入力します。
GTM管理上の名前なので、内容がわかりやすいものにしましょう。
ここでは、「もしもアフィリエイトのトリガー」としています。
② 「トリガーの設定」をクリックします。
「トリガータイプを選択」という画面が表示されたら、「リンクのみ」をクリックします。
「リンクのみ」をクリックすると、トリガーの設定画面が表示されます。
① 「タグの配信を待つ」にチェックを入れる
いんでぃここにチェックを入れると、クリックの計測ミスを防げます。
タグが発行される前にリンク先に移動しないように待ってくれるんですね。
最大2秒なので、ユーザーのストレスになる程ではありません！
② 「Page URL」「正規表現に一致」を選択し、右側の項目に「.*」と入力
いんでぃこれで、ブログサイト内のすべてのページでトリガーが有効になります。
③ 「一部のリンククリック」を選択
④ 「Click URL」「含む」を選択し、右側の項目に「af.moshimo.com/」と入力
いんでぃアフィリエイトリンクのドメインを入力します。
https://は不要です！
これで、もしもアフィリエイトのドメインを含んだリンクを計測できるようになります！
アフィリエイトリンクのURLは、テキストリンクやCTAボタンに貼っているURLです。
遷移先のURLではないので注意してください！
いんでぃアフィリエイトリンクにカーソルを合わせて右クリックすると、URLをコピーすることができますよ！
入力が完了したら、右上に表示されている「保存」をクリックします。
これでトリガーの設定は完了です。
タグの設定
次にタグを設定していきましょう。
① タグの名前を入力します。
ここもGTM管理上の名前なので、内容がわかりやすいものにしましょう。
「もしもアフィリエイトのタグ」でOKです。
② 「タグの設定」をクリックします。
「タグタイプを選択」という画面が表示されます。
今回はUAにタグを設置するので、「ユニバーサルアナリティクス」を選択します。
タグの設定画面が表示されたら、トラッキングタイプを「イベント」に変更します。
「イベント」を選択すると、イベントトラッキングパラメータという項目が表示されます。
ここは、計測した結果をGA上でどのように表示させるか？を入力します。
いろんなサイトで入力している項目が違うので戸惑うかもしれませんが、正解はないのです。
いんでぃ自分が確認したいデータに合わせてカスタマイズしてOK！
「カテゴリ」と「アクション」は必須ですが、「ラベル」と「値」は入力しなくてもOKです。
今回は、このように設定してみました。
カテゴリ：もしもアフィリエイト
アクション：{{Page URL}}
ラベル：{{Click Text}}:{{Click URL}}
いんでぃアクションとラベルで、追加した変数を使用しています。
変数は、項目右側のブロックマークから選択できます。
変数を２つ以上使用するときは、「半角コロン」で区切ります。
今回のように設定すると、GAのレポートではこのように反映されます。
いんでぃ今回は変数を使用しましたが、これもマストではありません。
変数を使用しなくても設定は可能です。
でも、どのページのどのリンクからクリックが発生したのか知りたいですよね。
成果が高いページやリンクを把握できます。
Page URLとClick URLを確認できるよう、変数の使用をおすすめします！
「値」は、クリックの価値を金額に換算したい時に設定します。
レポートに金額も反映されるので、どれくらい収益が出たのか可視化できます。
いんでぃアフィリエイトの場合は「クリック＝収益」ではないので、
特に目的がなければ設定しなくてOKです。
続いて、「非インタラクションヒット」と「Googleアナリティクス設定」です。
① 「偽」でOKです。
② 「このタグでオーバーライド設定を有効にする」にチェックを入れ、トラッキングIDを入力
「わたしのGAで計測してね」という紐づけをする作業です。
今回紹介した②の方法は、タグごとに自分のトラッキングIDを紐づける方法です。
トラッキングIDを確認するには、GAの管理画面よりプロパティ列のトラッキング情報＞トラッキングコードを選択します。
UA〜からはじまるコードが、あなたのGAトラッキングIDです。
あらかじめ自分の「Googleアナリティクス変数」を設定している場合は、「設定変数を選択…」のプルダウンより、あなたの「Googleアナリティクス変数」を選択すればOKです。
（「Googleアナリティクス変数」を選択する場合は、オーバーライド設定は不要です）
ここまで入力したら、右上の「保存」をクリックします。
いんでぃこれでタグの設定は完了です・・！
タグの公開
最後に、管理画面右上の「公開」をクリックしましょう。
「バージョン名」と「バージョンの説明」の入力画面が表示されます。
「バージョン名」と「バージョンの説明」は同じでもOKです。
自分のための変更履歴メモなので、見返した時に変更した内容がわかりやすいようにしましょう。
入力したら、右上の「公開」をクリックします。
いんでぃこれで、タグがGA上に設置されました！
タグの変更履歴を確認するには、GTMホーム画面の「最新バージョン」をクリック。
ここから、タグを公開するたびに変更・追加された内容が確認できます。
いんでぃ計測トラブルがあったら、内容に問題ないか確認してみてくださいね！
タグの動作確認方法
タグの設置が完了したので、問題なく発行できているか確認してみましょう。
確認方法は2パターンあります。
- GAのリアルタイムレポートで確認する
- GTMのプレビューモードで確認する
いんでぃ自分にあった方法で、確認してみてね！
GAのリアルタイムレポートで確認する
GAのリアルタイムレポートより「イベント」をクリックします。
このレポートでは、リアルタイムで計測されたイベント（クリックなど）を確認することができます。
クリックすると、こんなレポート画面が表示されます。
このレポートを開いた状態で、アフィリエイトリンクをクリックしてみると・・・
このように計測されました！
イベントカテゴリとイベントアクションも問題なく表示されています。
GTMのプレビューモードで確認する
自分のトラフィックをオプトアウト（除外）してしまって確認できない・・という人もいるかもしれません。
そんな時は、GTMのプレビューモードで動作確認が可能です。
GTMホーム画面から「プレビュー」をクリックします。
ブログサイトのURLが入力されてることを確認して、「connect」をクリックします。
すると、自分のブログサイトが別ウィンドウで起動されます。
右下に表示される「Tag Assistant」のポップアップがプレビューモードの印です。
GTMの画面をみてみると、このように「Summary」が表示されています。
赤枠の箇所に注目してください。
「Tags Fired」＝「タグが動作して計測されている」
「Tags Not Fired」＝「タグが動作しておらず、計測されていない」
という意味です。
私はGTMでブログサイトにGAのタグを設置しているので、プレビューモードでトップページにアクセスされると、UAとGA4のタグが動作しているのがわかります。
もしもアフィリエイトのタグは、まだ動作していませんね。
プレビューモードで表示されたブログサイトからアフィリエイトが貼られているページにアクセスして、リンクをクリックしてみましょう。
もう一度GTMの「Summary」をみてみると、もしもアフィリエイトのタグが移動しています。
いんでぃ無事にタグが動作すると、「Tags Fired」に移動します！
まとめ
今回は、GAでアフィリエイトのクリックを計測する方法をご紹介しました。
GTMでの設定手順をまとめると下記です。
① 使いたい変数を追加しておく。
② トリガーを設定する。
③ タグを設定する。
④ タグを公開して、動作を確認する。
いんでぃリンククリックのタグは、ASPごとに作成するのがおすすめ！
早速タグを設置して、アフィリエイトリンクのクリックをGAで計測してみましょう。
