【Googleアナリティクスで検索ワードを調べる】Search Consoleの連携とサイト内検索の設定

Google検索ボックス

「Googleアナリティクスで検索キーワードは確認できないの?」
「確認するとnot providedばかり・・」
「自然検索のキーワードがわかれば、記事作成のヒントになるんだけどな」

こんなお悩みにお答えします。

結論、Search Consoleと連携することで、Googleアナリティクス(以下、GA)上で検索キーワードの確認が可能です。

また、GAでは「サイト内検索」をトラッキングする設定も可能です。
「サイト内検索」とは、あなたのブログサイト内に設置されている検索ボックスでの検索を指します。
ここで検索されているキーワードを知ることができたら、とても有益ですよね。

本記事では、サイト内検索の設定方法も合わせてご紹介します。

こんな人におすすめ
  • Search Consoleの概要や、GAと連携させるメリットが知りたい
  • GA上で検索キーワードを確認したい
  • GAとSearch Consoleの連携方法が知りたい
  • ブログサイトに設置されている検索ボックスに入力されたキーワードを計測したい
筆者について
  • WEBマーケティングスクールで7ヶ月間学習
  • 未経験からデジタルマーケターへ転身
  • Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)取得

それでは解説していきます。

目次

Search Consoleとは? GAと連携して何ができる?

ブロガーであれば一度は聞いたことのあるGoogle Search Console。(通称:サチコ)
Google Search Consoleとは、簡単にいうとウェブサイトの状態を調べるためのツールです。

  • ウェブサイト内各ページのインデックス状況確認
  • モバイル版サイトのユーザビリティチェック
  • 検索パフォーマンスの確認

こんなことができます。

「Search Consoleではサイトに流入する前の行動を確認できる」とよく言われますが、それは「検索パフォーマンス」レポートを指します。

検索パフォーマンスでは、各ページの表示回数やクリック数、平均掲載順位などが確認でき、「どんなキーワードで検索されているか?」ということまでわかります。
「検索意図を解決する記事となっているか」確認できると、記事のリライトに役立ちますよね。

さらにGAと連携することで、「サイト流入前のユーザー行動」と「サイト流入後のユーザー行動」を同じツール内で確認できるので便利です。

また、データ分析に特化したGAのレポート画面では、重要な指標(赤枠)をまとめて表示してくれます。
ページの切り替えが不要なので、GA上で確認するとわかりやすいです。

検索クエリ


指標を確認する条件(セカンダリディメンション)を追加することができ、分析しやすいのも連携のメリットです。
例として、「デバイスカテゴリ」を掛け合わせに追加したのがこちらです。

セカンダリディメンション追加

そもそも、「GAでもキーワードという項目があるよね?」と思った方も多いのではないでしょうか。

GA集客レポート内のOrganic Searchをクリックすると、確かに「キーワード」という項目が表示されていますが、
ほとんどの場合、表示結果は「not provided」となっているはずです。

以前はGA上でも検索キーワードを計測することができていました。
しかし、セキュリティ上ネットワークが暗号化されるようになり、現状ではほとんどの検索キーワードを取得することができなくなっています。

つまり、GA上で検索クエリを確認したい場合は、Search Consoleとの連携が必須ということですね。

Search Consoleとの連携方法

それでは、GAとSearch Consoleを連携させていきましょう。

ホーム画面左下の「歯車マーク」をクリックして管理画面を開きます。
画面中央の「プロパティ」列から「プロパティ設定」を選択します。

プロパティ設定

また、集客レポート内の「Search Console」項目からも設定画面にジャンプできます。
この画面が表示されたら、「Search Consoleのデータ共有を設定」をクリックしてください。

Search Consoleとのデータ共有を設定

どちらの場合も、プロパティ設定に移行します。
画面をスクロールして、「Search Consoleを調整」をクリックします。

Search Consoleを調整

「Search Consoleの設定」画面で、「追加」をクリックします。

Search Consoleの設定

すると、Search Consoleに移動します。
このような画面が表示されるので、GAと連携したいウェブサイトを選択しましょう。

GAと関連付ける

このプルダウンには、Search Consoleに登録されているウェブサイトが表示されます。
複数登録している場合は、該当のGAと連携させたいウェブサイトを選択します。
Search Consoleにウェブサイトを登録していない場合は、あらかじめ済ませておきましょう。

ウェブサイトを選択すると、このような画面に切り替わります。
連携したいGAのトラッキングコードと一致しているか確認し、続行をクリックします。

GAにプロパティを関連付ける

すると、このような画面に切り替わります。
ここではSearch Console Insightsと連携するビューを選択します。

関連付けの確認

Search Console Insightsとは、逆にGAのデータをSearch Console側に引き込み、流入経路や滞在時間と合わせて主要なデータを表示させてくれる機能です。

複数ビューを作成している場合、ここでは自分のアクセスなど不要なトラフィックが除外されたビューを選択するようにしましょう。
選択したら、「関連付ける」をクリックします。

このようにSearch Console側に表示されると、GAとの連携は完了です。

GA側でもSearch Consoleと連携ができているか確認しましょう。
ホーム画面より、集客レポートのSearch Consoleをクリックします。

さらに項目が表示されますが、例えば「検索クエリ」をクリックしてみます。

このようにSearch Consoleのデータが確認できれば、無事に連携完了です。

サイト内検索の設定

繰り返しになりますが、サイト内検索とは、ブログサイト内の検索ボックスです。
この設定をすることで、ブログサイト内の検索ボックスで検索されたキーワードを計測することができます。

それでは設定していきましょう。

管理画面より、画面右側ビュー列の「ビューの設定」をクリックします。

スクロールして、「サイト内検索のトラッキング」をオンにします。

すると、「クエリパラメータ」という項目が出現します。
クエリパラメータとは、検索ボックスで検索をした際にURLに追加される「?」の後の文字列を指します。

私の場合、検索ボックスで「プロパティ」と検索してみると、遷移先URLは下記となります。

この場合クエリパラメータは、「s」ですね。
ワードプレスで作成したウェブサイトの場合、「s」となることが多いようです。
念の為確認の上入力してください。

クエリパラメータを入力したら、「保存」をクリックすると設定完了です。

検索キーワードの計測データを確認するには、
行動レポートの「サイト内検索」→「サイト内検索キーワード」をクリックします。

設定後、データが貯まるまでに時間がかかるのですぐに反映はされません。
自分のアクセスも集計されるビューがあれば、計測チェックをしてみると良いでしょう。

まとめ

本記事では、GA上で検索キーワードを計測する方法をご紹介しました。

  • Search Consoleを連携する
  • サイト内検索を設定する

ユーザーの悩みを解決できているか判断する上で、検索キーワードの把握はとても重要です。
初期段階で設定を済ませ、有益なデータを取得できるようにしていきましょう。

この記事を書いた人

34歳で未経験からデジタルマーケティング職に転職しました。
収入とSEOスキルをUPして人生を豊かにするためにブログ運営を始めました。
ブログ初心者にとって、自分が理解できるまで情報を調べるのはかなりの労力だと思います・・。
初心者ならではの視点で、学んだ知識を分かりやすく噛み砕いてシェアしていきたいと思います。
ブログに限らず、キャリアについてや、読んで下さる皆様に取って有益な情報があればシェアしていきます!

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