GA4ではSearch Consoleと連携することができないの?
GA4ではSearch Consoleとの連携ができませんでしたが、2021年12月より連携可能になりました!
- GA4とSearch Consoleの連携方法
- レポートの確認方法
- WEBマーケティングスクールで7ヶ月間学習
- 未経験からデジタルマーケターへ転身
- Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)取得
早速解説していきます!
GA4とSearch Consoleの連携方法
GA4の管理画面にアクセスし、プロパティ列の「サービス間のリンク設定」>「Search Consoleリンク」をクリックします。
「Search Consoleリンク」画面で、「リンク」ボタンをクリックします。
「リンクの設定」画面が表示されたら、「アカウントを選択」をクリックします。
「管理するプロパティにリンク」画面が表示されます。
ここには、Search Consoleに登録済みのウェブサイトが表示されます。
① GA4と連携させたいウェブサイトにチェックを入れる
② 「確認」ボタンをクリックする
複数のウェブサイトを所有している場合、選択肢が複数表示されるはずです。
GA4のプロパティに対して連携したいウェブサイトを確認して選択しましょう。
チェックを入れると、Search Console側で選択されたウェブサイトのURLが表示されます。
連携したいウェブサイトであることを確認して、「次へ」をクリックします。
「ウェブストリームを選択する」項目に移行したら、「選択」をクリックします。
選択できる「データストリーム」が表示されます。
Search Consoleと連携させたいデータストリームを選択します。
プロパティ内に「Androidアプリ」「iOSアプリ」のデータストリームを作成している場合、選択できるデータストリームが複数表示される可能性があります。
その場合は、上の図のような「グローバルアイコン」のウェブデータストリームを選択しましょう。
選択すると、Search Consoleと連携させるデータストリームが反映されます。
ウェブデータストリームが選択されていることを確認して、「次へ」をクリックします。
最終確認の項目が表示されます。
連携させたいウェブサイトとデータストリームが一致していることを確認して、「送信」をクリックします。
送信すると、リンクが作成されました。
これで連携作業は完了です!
GA4でのレポート確認方法
GA4でSearch Consoleのレポートが表示されるか確認してみましょう。
GA4のホーム画面より、集客レポート>集客サマリーをクリックします。
集客サマリーをスクロールすると、「GOOGLE オーガニック検索トラフィック」と「GOOGLE オーガニック検索クエリ」が追加されています。
これが、Search Consoleのレポートです。
レポートの構成は似ているので、今回は「GOOGLE オーガニック検索クエリ」を表示してみます。
レポートの全体像はこんな感じです。
表示期間を変更したい場合は、右上に表示されている日付をクリックすると変更できます。
各項目をみていきましょう!
① Google のオーガニック検索のクリック数
検索クエリごとに、Googleオーガニック検索のクリック数が棒グラフで表示されます。
どの検索クエリの成果が高いのか、一目でわかりますね。
② Googleのオーガニック検索のクリック数とGoogleのオーガニック検索の表示回数
Googleオーガニック検索のクリック数と表示回数が、散布図で表示されます。
検索クエリごとに、「表示回数を高めるべきなのか」「クリック数を高めるべきなのか」課題が一目でわかります。
表示回数とクリック数のバランスが良い記事が出て来れば、「どのようにリライトするべきか」わかりそうですね。
③ 検索クエリごとの各種データ
検索クエリごとに、クリック数、検索結果への表示回数、クリック率、平均掲載順位が確認できます。
このレポートの表示形式は、UAとほとんど変わりません!
GA上でサイトに流入する前のデータも確認できると、ツールを分ける必要がないので便利ですよね。
「GOOGLE オーガニック検索トラフィック」では、UA上の「Search Console>ランディングページ」とほとんど同じデータが確認できます。
このレポートでは、「クリック数」「検索結果への表示回数」「クリック率」「平均掲載順位」というSearch Consoleから取得できるデータに加えて、「エンゲージメント数」や「コンバージョン数」などもページごとに確認できます。
GAのデータと掛け合わせて確認できるのは、
連携させるメリットですね!
UAとの連携と変わったところは?
UAと比較すると、レポート上部のグラフで確認できるデータが変わった印象です。
UAでは「クリック数」「表示回数」「クリック率」「平均掲載順位」の推移をグラフ化していましたが、GA4で表示されるグラフでは、「検索クエリごとのパフォーマンス」を可視化できるようになりました。
「クリック数」「表示回数」「クリック率」「平均掲載順位」の推移グラフはSearch Consoleでも確認できるので、GA上では違った切り口で検索クエリや各ページを分析できるように改良されたのかもしれません。
結局Search Consoleも確認しなきゃいけないの?
そう思った方もいるかもしれませんが、基本的にはGA4で「トラフィック獲得」レポートを確認すればOKです。
「トラフィック獲得」レポートでは、ユーザーの流入経路を確認することができます。
UAでいうと、集客の「参照元/メディア」レポートですね!
こんな風に、メディアごとのトラフィックをグラフで可視化できます。
(赤枠は、Googleの自然検索です)
基本的には、検索クエリと併せて全体のトラフィックも確認しましょう。
「Google自然検索」の数値に大きな変化があった時に、Seach Consoleで掲載順位や表示回数の推移を確認すればOKです。
まとめ
今回は、実装されたばかりのGA4とSearch Consoleの連携方法をご紹介しました。
とても簡単に連携できるので、早速導入してGA4での分析作業に慣れていきましょう。